加藤マンヤ展「DEKIGOKORO」

加藤マンヤ展「DEKIGOKORO」

 この度、マサヨシ・スズキ・ギャラリーでは加藤マンヤ展を開催いたします。
 加藤マンヤは1962年愛知県豊田市に生まれ、1986年に愛知教育大学大学院(芸術教育学科)修了、その後、本格的に作家活動を始めました。
 しかし1997年、それまでの自分のスタイルに疑問を感じ、新たな展開を求めて、愛知県より助成を受けて2年間イギリスに留学。海外での模索と研究、 そして文化や慣習も異なる地での経験により現在の加藤マンヤのスタイルともいえるレディメイド・オブジェ―あるコンセプトを持ちながら、ふっと人を笑わせるユーモアや機知のある作風が出来上がりました。
 そして2008年それまでの作家活動が認められ第14回石田財団芸術奨励賞を受賞。同年7月には刈谷市美術館においてイギリス帰国後に制作・発表された作品を一同に展示する個展「湯桶と重箱」 も開催されました。
 今回の当ギャラリーでの展覧会は刈谷市美術館以降に制作された未発表の最新作を展示いたします。 日常の出来事や光景を素材にした映像作品や私たちの経験や知識の裏をかくユニークな立体作品による「マンヤワールド」、どうぞお楽しみ下さいませ。
 また5月30日(土)18時からは作家を招待してのオープニングパーティをささやかながら開催いたします。どなた様でも参加していただけますので、是非お越し下さいませ。

2009年5月 鈴木正義