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「朽 - 残骸の美学 - 」 /水野シゲユキ展

 

視覚的なリアルさというよりは脳内感覚や記憶のリアルさや既視感みたいなものをテーマにしています。
制作は常に真剣に取り組みたいと思っており、ゆえに制作中は楽しいというよりは辛いことの方が多いと感じてしまいます。ただイメージ通りに完成に近づいてくると人格が別なとこ ろに行ってしまっている自分にふと気がつくのでそれが唯一の楽しみで、一番作品の品質の根幹な部分です。
「年齢的にあとどれくらい作れるか?」と自問自答の毎日ですが、過去を振り返ってみてもレベル的にまだまだ自分の目指すものはおぼろげにしか見えてきません。模型が作れない、それは同時に死を意味します。ですから生涯の作品を作ろうと焦る毎日です。

「モデラーズエキスポ2013」コメント

水野シゲユキHP