関智生展/青花実存南画、再び

青花実存南画、再び/関智生 展

2020年10月17日(土)〜11月1日(日)
開廊時間/ 12:00 - 19:00[毎週月・ 火・水曜日休廊]

「青花/実存南画」は天然岩群青や墨等の伝統素材を主に用い、野外現場で描ききり仕上げることで、「対象と自己」における「時間と存在」の一致を目指している。美術史において戸外制作は目新しくはないかもしれないが、あえて行うわけがある。この数10年間我が国のアーティストやいわゆる知識人は、「ポスト・モダニズム」の名のもと、「知の戯れ」に時を費やし、何か大切な事柄を取りこぼし続けてしまったのではないかという疑問があるからだ。それを乗り越えるべく日常風景の植生をモチーフに、「事実性/記録性」のもと、私にとって大きなテーマである「実存」を、「南画」の方法論を用いて描いた。コロナ禍のため全期間休業となってしまったが、2020年4月11日から5月10日の間、msgで同シリーズのインスタレーションをさせていただいた。それがこの度再び展示の機会を与えられ、感謝の念に堪えない。
(関智生)

四月十一日〜五月三日迄開催予定でした関智生展が展示完了後、新型コロナウィ
ルスによる休業協力要請のため、展覧会が開催出来なくなってしまいました。
そこで今回、再度一部展示を変え、展覧会を開催することにいたしました。
(鈴木正義)