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国島征二展/生活と芸術[1995 - 2022]

2025 年1 月18日( 土) − 2 月9 日( 日)
正午1 2 時〜 午後7 時
[ 毎週火・水曜日 休廊]

今回の展覧会では国島征二の、額田に移住してから亡くなる迄の1995 年〜2022 年の作品制作について考察した展覧会を開催いたします。額田に移住してからの国島征二は、それまで制作は続けていたが発表の少なかったWrapped Wark の作品をWrapped Memory とタイトルを変更して制作・発表しはじめたり、1980 年以降制作をしていなかったアルミニウム合金の作品をふたたび制作しはじめました。これらの仕事は、ドローイング制作と同様に額田のアトリエの机上で制作可能な事が原因だと考えられます。額田に移住してから、毎日朝6 時に起床して、夕方5 時迄机の上で作品制作することを日常とし、とにかく大量の作品を仕上げています。国島征二にとっては1人で集中できる環境と時間が必要であり、その中で作品制作できる事が喜びだったのでしょう。また額田に移住してからは地元の人達との交流も活発に行い、2016 年からは同じく額田にアトリエを構える芸術家達に呼びかけ、「山里アート」という、芸術を何か高尚な敷居の高いものではなく、生活から生まれた身近なもの、親しみやすいものという、アートの力を活かしたふるさとづくりにも貢献
していました。しかし額田に移住して25 年、2022 年3 月7 日、国島征二 永眠。亡くなる直前まで変わる事なく日常の一部として作品制作を続け、発表し、作品を売り、生活を続けました。私はこれ迄、これ程迄に芸術活動と生活が一体した作家に出会った事がありません。それは作品制作以外の仕事をせず、作品を作り続ける事だけで生き続けた、国島征二の芸術家としてのプライドなのかもしれません。

masayoshi suzuki gallery 鈴木正義